揺れる変化球

2009年5月12日火曜日

揺れる変化球と聞いて思い浮かべるのはナックルだろう。

では、なぜ揺れるか、その理由はご存知だろうか。
ナックルは回転をほぼ完璧に殺して投げる球種だ。
どれほど回転をかけずに投げるかというと、ボールが指から離れてからキャッチャーミットに納まるまでの間に1回転以下しか回転しない。
通常のバックスピンストレートが毎秒35回転程度。ボールが指から離れてからキャッチャーミットに納まるまでの時間は1.17秒。

数字を見てもほぼ無回転であることがわかるだろう。

とは言え、まったく回転しない球は野球ボールの性質上存在しない。
全くの無回転で投げ始めても縫い目の抵抗によって中間付近から回転が始まり、最低でも約1/4回転する。
このわずかな回転によって変化が生じる。
2シームで1/2回転した場合は途中でシュートしてきた玉が途中からカーブを始める。
縫い目の角度により変化が変わるため、投手の握り方一つで不規則な変化がもたらされるのだ。

逆に、回転をここまで抑えない限り本当に揺れるボールは存在し得ない。

変化球はマグナス力などの物理的な要素が多く含まれているため、変化の仕組みについて誤解も多い。
しかし、変化球が曲がる仕組みさえ理解していれば変化を微調整することもできる。
プレイする上で細かく理解する必要は無いが、勉強してみるのも楽しいのではないだろうか。


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